EXHIBITIONS

エリック・パーカー 「Done by the forces of nature」

会期:2003年9月2日(火) – 27日(土)

タカ・イシイギャラリーでは9月2日(火)から27日(土)まで、エリック・パーカー “Done by the forces of nature” 展を開催いたします。2000年にニューヨークで行われたグループ展”Greater New York”で注目を集めてから、その独特な画面構造とグルーブ感で人気を博しているエリック・パーカーの、大形ペインティング4点を含む新作およそ6点を展示・販売いたします。

ニューヨークで制作するエリック・パーカーのペインティングには、身体の一部(指や唇)と文字がうねうねとしていて、サイケデリックな色彩とヒップホップ的な文字の羅列が画面いっぱいに広がっている。特定のテーマから連想された言葉のチャートをマーカーや絵の具を使って一気に描き上げるという彼のスタイルは、その思考回路の断面図を表現したともいえる。キャンバスにうめ尽くされる文字は、まさに脳の中で増殖するパーカーの考えをそのスピード感をもってぎっちりと書き込まれたものだ。

今回展示する作品には、最近まで世界中で猛威をふるっていたSARSウイルスやアメリカでも人気の日本のノイズバンド、”ボアダムス”をテーマに描かれるものがあり、今現在の作家の「考えていること」が、垣間見えることだろう。

日本では2年振り、2度目の個展となる今回の展覧会を是非ご高覧下さい。

*ギャラリー奥のヴューイングルームでは、加賀美健 “MILK MAN” 展を同時開催いたします。ソフトスクラプチャーとドローイングを展示いたします。