EXHIBITIONS

エリック・パーカー 「Half Cocked」

会期:2007年12月16日(土) – 1月20日(土)

タカ・イシイギャラリーでは、12月16日(土)から1月20日(水)まで、エリック・パーカー個展 「Half Cocked」 を開催致します。ニューヨークを拠点に活動するパーカーは、「Untitled (for H. C. Westermann)」(2006年 ホノルル現代美術館)を始め、「One Planet Under a Groove」(2003年 ブロンクス美術館、ニューヨーク、ミュージアム・ヴィラ・スタック、ミュンヘン)、「Nation」(2003年 フランクフルト・クンストフェライン、フランクフルト)、「Painting Pictures, Painting and Media in the Digital Age」(2003年クンストミュージアム・ヴォルフスブルク、ヴォルフスブルク)などで展覧会を開催してきました。 タカ・イシイギャラリーでは3回目の個展となる本展では、新作のペインティングを展示致します。

エリック・パーカーの初期の代表作は、サブカルチャーからのイメージの引用やヒップホップのボキャブラリーを使い、さまざまなカルチャー・ムーブメントの相関図を描いた、テキストベースのペインティングでした。徹底的に調査したうえで制作されたそれらの作品は、ビジュアル・アーカイブであり、カルチャーマップの中での自分のポジションを示すためのものです。それ以後の作品では、テキストの文字が有機的なフォルムの中に描かれていきます。抽象的であったり、明らかに表徴的であったりするそれらのフォルムが前面に描かれ、作家の内省性をあらわしています。その後、テキストに代わって形と色への遊び心、絵画の構造に対する関心、および作家のサインなどがキャンバスに描かれた短い期間がありました。

今回の個展では、エリック・パーカーのペインティングの新作に加え、大型のドローイングを発表いたします。
展覧会の題名「Half Cocked」は、不安と虚勢の共存する作品を象徴しているのです。